診断のチェックポイント
❶変視症とは,ものが歪んで見えたり,ものが実際よりも大きくもしくは小さく見える症状である。
❷中心暗点とは,視野の中心が見えないもしくは見えにくい症状を指す。
❸いずれも原因や緊急性はさまざまであるが,視力に不可逆的な影響を及ぼす疾患が原因である可能性があるため,症状がみられた際には早期に眼科専門医を受診することが望ましい。
【1】病歴:症状の発生時期,症状が片眼性か両眼性か,症状の経時的変化,全身既往歴(糖尿病や循環器系疾患など)について詳細に問診する必要がある。
【2】身体所見:変視症,中心暗点は網膜や視神経の異常によって生じることが多いため,下記の眼科的検査が重要である。しかし,外傷による視神経炎や頭蓋内疾患に伴う視神経浮腫などによってこれらの症状をきたすこともあるので,全身所見の有無にも注意を払う必要がある。
【3】検査
❶視力
●片眼ずつ検査を行う。
●変視症が軽度であれば