緊急処置
【1】ショックや失神発作を「めまい」として訴える場合がある。血圧や貧血の有無,徐脈性不整脈をチェックし,静脈路を確保する。
【2】明らかな麻痺や感覚障害,構音障害,眼球運動障害,協調運動障害を認め,脳卒中によるめまいを疑った場合は,MRI拡散強調画像が脳幹・小脳梗塞の診断に有用である。CTは小脳出血の診断以外は有用性が乏しいので注意する。
【3】上記に当てはまらず,聴覚症状を伴うなど急性末梢性めまいを疑った場合は,安静・静脈路確保のうえ,炭酸水素ナトリウム250mLの静注,嘔気が強い場合はメトクロプラミド10mgの筋注または静注,不安が強い場合はジアゼパム5mgを筋注する。
診断のチェックポイント
❶発症様式が単発(初回)なのか,再発・反復性(発作性)なのか,あるいは慢性・持続性なのかを問診し,急性(acute)めまい,再発性(episodic)めまい,慢性(chronic)めまいに分類す