緊急処置
感染や出血を伴って急激に腫脹し,気道狭窄をきたすリスクが高い場合は,原疾患に対する処置や気道確保を要することがある。
診断のチェックポイント
■定義
❶頸部の範囲として,頭側は下顎骨の下縁から乳様突起を結ぶ線で,足側は鎖骨上縁で区切られた領域である。前頸部を除くと顎下部,側頸部,後頸部に分類される。
❷これらの部位には主に顎下腺,胸鎖乳突筋,頸部リンパ節が局在し,総頸・内・外頸動脈,内・外頸静脈,リンパ管,迷走・舌下・副・交感・頸神経などが走行している。これらに起因する先天性疾患,炎症や腫瘍性疾患が頸部腫瘤の原因となり,年齢,部位によって疾患に特徴がある。
【1】病歴
❶発見の時期
●幼小児では頸部リンパ節腫脹をきたす炎症性疾患のことが多い。
●特異的炎症性疾患として川崎病の鑑別が重要である。
❷大きさの変化,症状
●急速に増大する場合には,腫瘤内部の出血や感染の合併を疑う。
●痛みを伴う場合,腫瘤自