GL
筋萎縮性側索硬化症(ALS)診療ガイドライン2023
緊急処置
【1】神経変性疾患の患者の場合は,多くが慢性的な緩徐進行性の経過をとるために,呼吸不全などの緊急処置を要する症候はある程度予想されることが多い。
【2】ただし,四肢の筋力低下・筋萎縮が軽度であっても,肋間筋や横隔膜の筋力低下・筋萎縮が優位な症例では,急変して呼吸不全に陥る場合がありうる。
【3】神経変性疾患の患者では,その後の呼吸器離脱が不可能となるため,急性呼吸不全が予想される患者では,事前に気管挿管や気管切開の意思確認をしっかりと行っておくことが必要である。
診断のチェックポイント
■定義
❶筋萎縮(muscle atrophy)は,筋肉組織のサイズと力が低下している状態を指す。
❷筋萎縮は,運動神経系や筋肉そのものに障害が生じ筋肉が正常に刺激されず,使用されないために起こる。このほか,廃用性,加齢などの要因によっても引き起こされる。
関連リンク
- 今日の診断指針 第9版/筋萎縮性側索硬化症
- 今日の診断指針 第9版/球脊髄性筋萎縮症
- 今日の診断指針 第9版/筋強直性ジストロフィー1型
- 今日の診断指針 第9版/筋ジストロフィー
- 今日の診断指針 第9版/Duchenne/Becker型筋ジストロフィー
- 今日の診断指針 第9版/脊髄性筋萎縮症
- 内科診断学 第4版/構音障害
- 内科診断学 第4版/運動麻痺
- 内科診断学 第4版/筋脱力
- 内科診断学 第4版/筋萎縮
- 内科診断学 第4版/筋緊張異常
- 内科診断学 第4版/歩行障害
- 内科診断学 第4版/構音障害,四肢筋萎縮
- 新臨床内科学 第10版/1 筋萎縮性側索硬化症
- 新臨床内科学 第10版/8 肢帯型筋ジストロフィー
- 今日の整形外科治療指針 第8版/筋萎縮性側索硬化症