緊急処置
【1】こむら返りが生じた筋を伸展させ,拮抗筋を収縮させる。
【2】脱水や電解質異常などがある場合は,その補正を行う。透析患者では,マグネシウム製剤などを用いることもある。
診断のチェックポイント
■定義
❶突然生じる強い痛みを伴う,筋の不随意な異常収縮である。
❷有痛性筋けいれんとよばれ,腓腹部が好発部位である。
【1】病歴
❶どのような状況でどこに生じたか
●健常人でも激しい運動で出現する。
●高齢者では睡眠時にみられることが多い。
●半数の患者で,発作持続時間は30秒以内であるが,数分持続することもある。
●患者は「足がつる」と表現することが多い。
●繰り返す患者では,下肢を伸ばすだけで発作が起こる予感がすることもある。
❷誘因はないか:下痢・嘔吐などの脱水状態,熱中症,人工透析,妊娠。
❸基礎疾患はないか:糖尿病,甲状腺機能低下症などの内分泌疾患,肝疾患,腎疾患の有無を聞く。
❹薬剤性の可能性:カルシウム