診断のチェックポイント
■定義
❶錐体外路症状とは,運動神経線維の遠心経路である錐体路以外の経路の障害による症状のことで,筋トーヌスの変化と不随意運動を特徴とする。主な障害部位には大脳基底核(尾状核,被殻,淡蒼球,視床下核,前障),黒質,視床,脳幹網様体の一部があげられる。小脳障害による症状は通例本症状とは区別して扱う。
❷錐体外路症状はその特徴から2つに分類される。1)Parkinson病を代表とする筋トーヌスが亢進し,動作が緩慢になり,無動・寡動を呈するタイプ,2)Huntington病を代表とする,筋トーヌスが低下し,視床からの抑制が解除された結果,素早い不随意運動である舞踏運動を呈するタイプである。不随意運動は,スピード,持続時間,規則性,律動性,解剖学的部位などで分類するが,複数のタイプが混在することもあるため,分類が困難な場合も珍しくない。
【1】病歴
❶いつから症状(動作のしづらさまた