今日の診療
診断

急性下痢(1)感染症を中心に
Infectious Acute Diarrhea
大川 清孝
(大阪市立十三市民病院・顧問/淀川キリスト教病院・消化器内科顧問)

診断のチェックポイント

定義:急性下痢は持続期間が2週間以内,2~4週間以内は持続性下痢,4週間以上は慢性下痢と定義される。急性下痢の90%は感染性が原因であり,慢性下痢では非感染性の原因が多い。したがって,急性下痢では頻度の高い感染性腸炎を考え,鑑別診断を進めていく。

【1】病歴:急性感染性腸炎を診断するためには,詳細な病歴の聴取が最も重要である。下痢の性状(水様便,血便など)と下痢の随伴症状(発熱,悪心・嘔吐,テネスムスなど)と食歴(肉類,魚介類など)が,特に重要である。なぜならば,これらで原因微生物を絞り込めるからである。また,周囲のヒトの様子,最近の旅行歴(特に発展途上国),最近の抗菌薬使用を含めた内服薬歴,基礎疾患の有無などについて聞く。

❶食歴:カンピロバクター腸炎,腸管出血性大腸菌腸炎,エルシニア腸炎などは1週間以上の潜伏期もありうるため,1週間前からの食歴を聞く必要がある。生や

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