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AKI(急性腎障害)診療ガイドライン2016
緊急処置
❶原因の検索:腎後性をまず検討し,その後,腎前性,腎性の鑑別。腎性の場合は,糸球体性,尿細管性,血管性の鑑別を行う。
❷乏尿による治療抵抗性の体液量過剰や電解質異常,代謝性アシドーシスなどが存在するときは,緊急血液浄化療法の検討が必要となる。
診断のチェックポイント
■定義
❶乏尿の定義として,尿量が400mL/日以下とされている。排泄しなければならない溶質(老廃物や不要な電解質など)の排泄が,400mL/日以下の尿量では腎臓の最大溶質濃縮能力を超えるため,排泄できず蓄積することを意味する。
❷急性腎障害(AKI:acute kidney injury)の定義で尿量5mL/kg/時以下が6時間以下持続とされている。AKI stage3では,尿量0.3mL/kg/時未満が24時間以上持続となる。体重60kgの患者で尿量432mL/日未満となり,乏