緊急処置
【1】異所性妊娠破裂,持続する卵巣出血により,大量腹腔内出血,出血性ショックを発症した症例には緊急手術を要する(血色素量8g/L未満,腹腔内出血500mL以上が目安となる)。
【2】卵巣腫瘍茎捻転は,栄養血管の途絶による卵巣・卵管壊死を起こす可能性があり,妊孕性のため卵巣を温存する場合は迅速に緊急手術を要する。また疼痛が強い場合も緊急手術を要する。
診断のチェックポイント
【1】病歴
❶月経歴:月経周期,最終月経開始日,月経不順の有無を確認する。
❷婦人科既往歴:子宮筋腫や子宮腺筋症(月経困難症),子宮・卵巣内膜症(月経困難症),卵巣腫瘍の有無,骨盤内炎症性疾患(PID:pelvic inflammatory disease)治療歴,子宮内避妊具挿入の有無を確認する。
❸妊娠・分娩歴:妊娠回数,分娩回数,流産歴を確認する。
❹性交渉歴:多数のパートナー(PID)。避妊をしているか,その方法はどれ