頻度
不安障害患者の20~80%に生じるとされており,頻度にはばらつきがある。女性に多くみられることが示唆されている。
診断のポイント
【1】広く受け入れられている診断基準がなく,他疾患の除外で診断される。
【2】他疾患が除外され,動脈血液学ガス分析でPaCO2低下に伴う呼吸性アルカローシスを認めた場合に診断される(代謝性アシドーシスの呼吸性代償は否定せねばならない)。
【3】呼吸困難,動悸,頭痛,めまいなど,多彩な訴えが生じうる。
【4】手指の筋けいれん・硬直(いわゆるテタニー)症状は10%以下との報告もあり,決して多い随伴症状ではない。
緊急対応の判断基準
【1】気道閉塞の有無。
【2】低酸素血症・高炭酸ガス血症の有無。
【3】循環不全の有無。
【4】JCSⅢ桁以上の意識障害の有無。
症候の診かた
まずは,「過換気症候群だと決めてかからないこと」が重要であり,他疾患が背景にある可能性を前提に診察を行う。診察を
関連リンク
- 今日の診断指針 第9版/アルコール性ケトアシドーシス
- 今日の診断指針 第9版/慢性腎臓病
- 今日の診断指針 第9版/甲状腺機能亢進症
- 今日の診断指針 第9版/急性心不全
- 今日の診断指針 第9版/慢性心不全
- 今日の診断指針 第9版/肺血栓塞栓症
- 今日の診断指針 第9版/気胸
- 今日の診断指針 第9版/気管支喘息(小児を除く)
- 今日の診断指針 第9版/慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- 今日の診断指針 第9版/窒息
- 今日の診断指針 第9版/敗血症
- ジェネラリストのための内科診断リファレンス 第2版/6 閉塞性睡眠時無呼吸症候群
- 臨床検査データブック 2025-2026/パニック値とその原因病態・危険病態
- 新臨床内科学 第10版/【2】過換気症候群
- 今日の診断指針 第9版/呼吸困難
- 今日の診断指針 第9版/溺水
- 今日の診断指針 第9版/高山病