頻度
あまりみない
診断のポイント
【1】潜水や潜函などの高気圧に曝露された病歴。
【2】症状・身体所見,危険因子。
【3】バイタルサインの異常,意識障害,血痰,胸痛,大理石斑などの出現は重症化のリスクとなる。
症候の診かた
【1】病歴:上記に加えて,潜水と発症の時間的関係,減圧表(日本潜水協会)からの逸脱などを確認する。
【2】時間経過:発症は水面浮上後8時間以内が大部分で,48時間以内が基本(U.S. Navy Diving Manual 2016)だが,航空機搭乗などの低圧曝露をきっかけに時間が経過してから受診する場合もある。
【3】身体所見:皮膚の発赤(瘙痒感),四肢の浮腫のみであればⅠ型減圧症として比較的軽症と判断されるが,神経症状(知覚・運動・膀胱直腸障害),意識障害,けいれん,片麻痺,胸痛,咳,血痰,呼吸苦,めまい,聴力低下,悪心,強い全身倦怠感などがあればⅡ型減圧症であり,重症と判断する(U