頻度
ときどきみる(特に6~10月にかけての気温が高いときに多い)
GL
熱中症診療ガイドライン2015
診断のポイント
【1】高温多湿の環境下で発症することが多い。
【2】立ちくらみや筋肉痛,大量の発汗,こむら返りなどが初期症状である。
【3】重度になるにつれて頭痛や吐き気,意識障害,血液凝固障害,小脳症状などを起こす。発汗停止と意識障害は重症を見つけるサインである。
【4】わが国では高齢者,屋内での発症(非労作性熱中症)が多い。
症候の診かた
【1】バイタルサインを確実に確認する。腋窩温などの表面体温は発汗や表面冷却の影響を受けやすいため,正確な体温とならないことがある。深部体温(直腸温・食道温・膀胱温など)を測定することが望ましい。
【2】大量の発汗が初期症状であるが,重症になるにつれ脱水が増悪する。特に口腔内や粘膜の乾燥,皮膚のツルゴールを確認し早期に細胞外液を輸液する。
【3】熱中症の重症度は症状により