今日の診療
診断

脳内出血(脳出血)
Intracerebral Hemorrhage(Cerebral Hemorrhage)
斉藤 敦志
(弘前大学大学院教授・脳神経外科学)

頻度

人口10万対年間42程度

GL

脳卒中治療ガイドライン2021〔改訂2023〕

診断のポイント

【1】50歳以上。

【2】高血圧の既往。

【3】片麻痺,感覚障害,言語障害などの局所神経症状や突然の意識障害で発症。

【4】被殻・視床・橋・小脳に多い。

【5】頭部CT上の境界明瞭な高吸収域。

緊急対応の判断基準

【1】被殻出血(図1)

❶血腫量が31mL以上でかつ血腫による圧迫所見が高度な被殻出血は血腫除去術を考慮する。

❷Japan Coma Scale 20~30程度の意識障害を伴う場合は定位的血腫除去術を行うことは妥当であり,開頭血腫除去術や神経内視鏡手術を考慮する。

【2】小脳出血:最大径が3cm以上で神経学的症候が増悪している場合,または脳幹を圧迫し閉塞性水頭症をきたしている場合は血腫除去術を考慮する。

【3】皮質下出血:脳表から1cm以下のものは手術を考慮する。

【4】脳室内出血や閉塞性水頭症を併発してい

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