頻度
ときどきみる(一般的な脳神経外科医が最も遭遇する疾患)
診断のポイント
【1】65歳以上,男性に多い。
【2】数週間~数か月前の軽微な頭部外傷の既往。
【3】頭痛,記憶障害,片麻痺,失語,尿失禁などの症状。
【4】頭部外傷の既往のない例が10~20%ある。
【5】少しでも疑えば頭部CTを撮影する。
緊急対応の判断基準
【1】意識障害や片麻痺などの巣症状を伴っている場合は緊急手術が望ましいので,専門医へコンサルトする。
【2】本疾患が疑わしいが頭部CTが撮影できない場合は,撮影できる施設に転送する。
【3】転送の際には,頭部外傷の既往やその他の既往歴,抗血栓薬の内服などの処方歴について情報共有する。
症候の診かた
【1】数週間~数か月前に軽微な頭部外傷の既往がないかの問診が重要である。高齢者では本人が忘れている場合もあるので,家族含めしっかりと確認する。
【2】頭痛,認知症状,片麻痺,尿失禁などの症状が数週間~数