頻度
あまりみない
診断のポイント
【1】四肢・体幹症状・歩行障害だけでなく,排尿・排便障害を呈することあり。症状の進行速度(急性悪化,緩徐進行性)に注意が必要。
【2】脊髄腫瘍は,その局在によって硬膜外腫瘍,硬膜内髄外腫瘍,髄内腫瘍に分類される。
❶硬膜外腫瘍
●骨軟部腫瘍と重複する部分が多分にある。
●中高年以上あるいは悪性疾患の既往があれば,転移性脊椎腫瘍の可能性を考慮する。
❷硬膜内髄外腫瘍
●神経鞘腫および髄膜腫の良性腫瘍が代表的である。
●わが国での統計では,神経鞘腫の頻度が高い。
●髄膜腫は女性に多く発生する傾向がある。
❸髄内腫瘍
●良性腫瘍である上衣腫の頻度が高い。
●その他には,星細胞腫あるいは血管芽腫が代表的である。
●血管病変である海綿状血管腫も髄内腫瘍と同様に扱う。
●悪性浸潤性腫瘍の頻度は低いが,可能性としては考慮する必要がある(特に小児・若年者)。
緊急対応の判断基準
急性麻痺症状,高度の感覚