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HTLV-1関連脊髄症(HAM)診療ガイドライン2019
診断のポイント
【1】50歳前後が多いが,全世代で発症。
【2】傍脊柱筋と腸腰筋の障害を特徴とする痙性対麻痺。
【3】感覚障害は概して軽度,排尿障害は徐々に進行。
【4】血液・(脳脊)髄液中の抗HTLV-1抗体陽性。
【5】ブドウ膜炎やSjögren症候群などの合併。
緊急対応の判断基準
【1】急に足が弱くなるなどの症状増悪時は,整形外科的疾患を疑う。
【2】尿閉の患者のなかには時にHTLV-1感染例がいる。
症候の診かた/合併症・続発症の診断
【1】50歳台発症が多いが全世代で発症し,どの世代でも女性が2~3倍多い(J Neurol Sci 371: 112-116, 2016)(図1図)。
【2】HAMは脊髄炎によるびまん性の索路障害であることを踏まえると症候が理解しやすい。すなわち,運動症状では下肢痙性は必須で