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多発性硬化症・視神経脊髄炎スペクトラム障害診療ガイドライン2023
診断のポイント
【1】20~40歳台で発症。
【2】中枢神経系(視神経・脳・脊髄)に由来する症状(視力障害・運動/感覚障害・失調など)。
【3】症状は1か月以内にピークアウト(無治療で自然寛解することも珍しくない)。
【4】頭部MRIで多発するT2病変(T2強調画像で高信号を呈する病変)。
【5】血清抗AQP4抗体陰性により視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD:neuromyelitis optica spectrum disorders)を除外できる。
緊急対応の判断基準
多発性硬化症(MS)は一般論として緊急対応は不要だが,しばしば鑑別診断が難しいNMOSDは治療の遅れにより神経学的予後不良となるため,MS確定診断前においては,NMOSDに準じて可及的すみやかにステロイドパルス療法などを行うことが望ましい。