頻度
ときどきみる〔癌登録によると,わが国における2019年の食道癌罹患数は28,756例であり,癌全体の7位である。その罹患数は胃癌の約5分の1で,頻度は増加傾向である。食道癌の約90%は扁平上皮癌(ESCC:esophageal squamous cell carcinoma)だが,近年食道腺癌(EAC:esophageal adenocarcinoma)の頻度が増加しつつある。欧米でも以前は扁平上皮癌が主であったが,現在では過半数が腺癌となっており,注意が必要である〕
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食道癌診療ガイドライン2022年版(第5版)
診断のポイント
【1】ESCCは男性に多く,代表的な危険因子は喫煙と飲酒である。最も感度のよい診断法は内視鏡検査であり,白色光観察で,わずかな隆起,陥凹,発赤に注目する。近年普及してきたnarrow band imaging(NBI)などの画像強調法を併用すると,白色光で発見が