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大腸憩室症(憩室出血・憩室炎)ガイドライン(2017)
診断のポイント
【1】わが国の大腸憩室保有者は増加傾向にある。
【2】多くは無症状であり検査で偶然発見されるが,出血や憩室炎を契機に診断されることがある。
【3】日本人では右側結腸に多く,加齢とともに左側結腸の割合が増加する。
【4】大腸憩室出血は高齢者,男性に多く,肥満とNSAIDs・アスピリン内服がリスク因子である。
【5】大腸憩室炎は若年者では右側結腸に,高齢者では左側結腸に好発し,リスク因子として喫煙と肥満が報告されている。
緊急対応の判断基準
【1】大腸憩室出血では,出血性ショックをきたす場合がある。まず輸血,輸液でバイタルサインの安定を行い,造影CTで出血源の同定を試みる。内視鏡治療に不応な持続性の出血を認める場合は,動脈塞栓術もしくは大腸切除術を考慮する。
【2】汎発性腹膜炎を認める大腸憩室炎は緊急手術の適応である。膿瘍や