今日の診療
診断

Crohn病
Crohn's Disease
仲瀬 裕志
(札幌医科大学教授・消化器内科学)

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炎症性腸疾患(IBD)診療ガイドライン2020(改訂第2版)

診断のポイント

【1】反復性の下痢や腹痛(潰瘍性大腸炎と異なり血便の訴えは少ない)。

【2】内視鏡所見では縦列するアフタ,敷石状粘膜,縦走潰瘍などが特徴的である。

【3】若年者の痔瘻をみた場合には,Crohn病を疑う。

緊急対応の判断基準

【1】腸閉塞の場合は,イレウス管留置による腸管減圧が必要となる。

【2】内科的治療で改善しない膿瘍(腹腔内膿瘍,後腹膜膿瘍)ではドレナージを行う。

【3】大量出血,腸管穿孔などの場合は緊急手術が必要となる。

症候の診かた

【1】腹痛,下痢,体重減少:問診で,夜間の腹痛がないかどうかを聞くのもポイントである(夜間は,副交感神経が亢進して,腸液の分泌が亢進し,早朝に痛みが出現する)。

【2】腹部症状を欠き,肛門病変に伴う症状,不明熱,関節痛などで発症することもある。

検査所見とその読みかた

【1】血液検

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