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急性腹症診療ガイドライン2015
上記ガイドラインにおいて,「従来の機能性イレウス(腸管麻痺)のみをイレウスとし,従来の機械性イレウスはイレウスとはよばず,腸閉塞と定義する」とされた。
診断のポイント
【1】腸閉塞とは,機械的な閉塞により腸管内容の肛門側への移動が障害される病態の総称である(胃と腸 54:740-741,2019)。腸管全体の運動性低下に起因するイレウスとは区別される(表1図)。
【2】排便・排ガスは停止し腸管拡張に伴う腹部膨隆,腹痛,悪心,嘔吐がみられる。
【3】開腹手術歴を確認(原因として癒着性のものが過半数を占める)。
【4】腹部所見で腹部膨隆や圧痛,腸雑音の異常。
【5】腹部単純X線で腸管拡張と鏡面像〔ニボー(niveau)像〕。
【6】腹部造影CTで腸管拡張,閉塞機転,血流障害の有無を確認。
緊急対応の判断基準
【1】絞扼性腸閉塞は緊急手術が必要になるので,迅速に診