今日の診療
診断

原発性胆汁性胆管炎
Primary Biliary Cholangitis(PBC)
小森 敦正
(国立病院機構長崎医療センター・難治性疾患研究部長)

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原発性胆汁性胆管炎(PBC)の診療ガイドライン(2023年)

診断のポイント

【1】血清胆汁うっ滞酵素(ALPとγGTP)が高値。

【2】血清抗ミトコンドリア抗体(AMA:anti-mitochondrial antibody)もしくはAMA-M2抗体が陽性。

【3】肝組織での慢性非化膿性破壊性胆管炎(CNSDC:chronic non-suppurative destructive cholangitis)。

【4】肝内胆管拡張を認めない。

【5】男性患者も少なくない(有病率の男女比1:3.9)(Hepatol Res 49: 881-889, 2019)。

症候の診かた

【1】掻痒症:わが国でのQOL調査(PBC-40)(Sci Rep 8: 12542, 2018)では,≧50%に掻痒症を認め,約30%は中等度以上であった。掻破痕のみで皮疹を伴わないことが多く,不眠の原因ともなる

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