今日の診療
診断

胆囊癌・胆管癌
Gallbladder Carcinoma, Cholangiocarcinoma
笹平 直樹
(がん研有明病院・肝胆膵内科部長(東京))

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胆道癌診療ガイドライン(改訂第3版)(2019)

診断のポイント

【1】胆囊癌・胆管癌ともに高齢者に多く,人口10万人あたりの罹患者数は60歳台で10人を超え,80歳台で100人に達する〔「がん統計」(2019)〕。胆囊癌は女性に多く,胆管癌は男性にやや多い。

【2】胆囊癌・胆管癌の危険因子として膵・胆管合流異常症がある。膵精査で磁気共鳴胆管膵管撮像(MRCP)が行われる頻度が増し,無症状で指摘される機会も増えている。

【3】胆囊癌の75~90%と高頻度に胆石を合併するが,先行する胆石の存在により胆囊癌の発生頻度が有意に増加するという報告はなく,胆囊癌と胆石の直接的な因果関係については証明されていない。

緊急対応の判断基準

【1】胆囊癌や胆管癌および併存する胆石などにより,重症の急性胆囊炎や急性胆管炎を発症することがあり,緊急胆道ドレナージの適応となる。黄疸や腹痛に加え,高熱・血圧

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