冠動脈バイパス術はオフポンプが半数強だが術中オンポンプ移行例の成績が悪い。グラフトは左内胸動脈と大伏在静脈が主で,右内胸動脈は2割以下に過ぎない。大伏在静脈を周囲組織とともにnon-touchで採取する方法や内視鏡的採取も行われている。一部では内視鏡下に両側内胸動脈を使用したオフポンプバイパス術を施行している。
大動脈弁狭窄症に対する大動脈弁置換術(SAVR:surgical aortic valve replacement)では,生体弁の構造劣化に対して経カテーテル大動脈弁留置術(TAVR:transcatheter aortic valve replacement)で治療する“TAVR in SAVR”が可能になり,生体弁の使用が増加傾向にある。そのため後々拡張可能な生体弁が出現し,弁輪拡大術も積極的に行われている。また,縫合が不要か最低限で済むsutureless valve,ra