頻度
あまりみない
診断のポイント
欧州心臓病学会(ESC)ガイドラインによる急性心膜炎の診断基準を表1図に示す。
【1】原因:特発性が最多,感染性,膠原病,代謝疾患,外傷,悪性腫瘍,薬剤性など(表2図)。
【2】症状:発熱,胸痛(→呼吸困難,下腿浮腫)。
【3】検査所見
❶聴診:心膜摩擦音。
❷血液検査:CRP・白血球の上昇。
❸心電図:広範囲のST上昇。
【4】画像診断
❶心エコー図:心囊液貯留,心膜の肥厚と輝度の上昇
❷胸部X線検査:心拡大。
❸CT・MRI:心膜の肥厚・心囊液貯留
【5】心筋炎・収縮性心膜炎への進行
症候の診かた
【1】発熱:炎症に伴い,発熱を認める。
【2】胸痛
❶心膜の炎症に伴う痛みで,前胸部に認めることが多い。
❷深呼吸・仰臥位で増悪し,坐位・前傾位で軽減する。
【3】呼吸困難・下腿浮腫
❶心膜炎のため心囊液貯留をきたすと,心タンポナーデに陥ることがある。
❷心タンポナーデに陥ると,循環不全に伴う症状