診療支援
診断

下肢静脈瘤
Varicose Veins
今井 崇裕
(西の京病院・血管外科センター長(奈良))

頻度

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GL

下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術のガイドライン2019

診断のポイント

【1】下肢のこぶ状に膨れた静脈(図1)。

【2】深部静脈から表在静脈への逆流。

【3】妊娠を契機に発症。

【4】長時間の立ち仕事に従事。

【5】家族歴。

症候の診かた

【1】下肢のだるさ,むくみ:長時間の立位や夕方に自覚しやすい。

【2】こむら返り:夜間就寝中にみられる。

【3】色素沈着:血流の停滞している皮膚が茶褐色になり,瘙痒感を伴う。

検査所見とその読みかた

【1】下肢静脈エコー検査

❶患者を立位とし,ミルキング法など逆流誘発手技を用いて,伏在大腿静脈接合部(SFJ:saphenofemoral junction)もしくは伏在膝窩静脈接合部(SPJ:saphenopopliteal junction)を観察する。

❷同部の静脈径拡張と急速な順行性血流に続き持続時間の長い逆行性のパルスドプラ波形が検出される(図2)。

❸逆流時

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