今日の診療
診断

深部静脈血栓症
Deep Vein Thrombosis(DVT)
森景 則保
(関西医科大学診療教授・心臓血管外科学講座)

頻度

ときどきみる〔10万人あたり19.2人とされている(Circ J 82: 555-560, 2018)〕。

GL

肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断,治療,予防に関するガイドライン(2017年改訂版)

診断のポイント

 DVTの症状である下肢腫脹,疼痛,発赤などを呈する疾患は多く,症状のみでの確定診断は難しい。そのためWells scoreを用いて検査前臨床的確率を計算する(JAMA 295: 199-207, 2006)(表1)。

【1】低確率,中確率の場合はDダイマーを測定して除外診断を行う。除外できないときに画像診断を実施する(図1)。

【2】高確率の場合は初めから画像診断を行う。まず静脈エコー検査を行い,評価困難な場合は造影CTやMRI検査を行う(図1)。

緊急対応の判断基準

【1】呼吸困難,頻呼吸や胸痛を認める場合は肺血栓塞栓症(PTE:pulmonary thromboembol

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