今日の診療
診断

ウイルス性肺炎
Viral Pneumonia
具 芳明
(東京科学大学大学院教授・統合臨床感染症学)

頻度

よくみる(市中肺炎の13~50%を占める)

GL

成人肺炎診療ガイドライン2024

診断のポイント

【1】5歳未満と50歳以上に多い。

【2】急性の発熱,乾性咳嗽,呼吸苦。

【3】高齢者,免疫不全患者では重篤となりうる。

【4】さまざまなウイルスが原因となる。

緊急対応の判断基準

 重篤な呼吸不全や血圧低下があれば,集中治療が可能な高次医療機関へ搬送する。

症候の診かた

【1】軽症例:発熱,乾性咳嗽,喘鳴,鼻汁,筋肉痛,頭痛,倦怠感など。

【2】重症例:頻呼吸,呼吸困難,チアノーゼ,血圧低下,意識障害,臓器障害(腎障害,肝障害など),血小板減少など。

【3】多くは軽症だが,高齢者,抗癌化学療法中の患者,免疫不全患者では,急速に進行し重篤となることがある。重症化の徴候がないか注意深く判断する。

【4】インフルエンザ肺炎では,咳,咽頭痛,筋肉痛,頭痛などの症状が3~5日以上持続し,呼吸不全に進行することがある。

【5】

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