頻度
あまりみない
診断のポイント
【1】免疫抑制状態を惹起する基礎疾患,治療の存在(特にHIV感染症)。
【2】発熱(low grade)。
【3】乾性咳嗽。
【4】進行する呼吸困難,二酸化炭素の上昇を伴わない低酸素血症。
【5】特徴的な胸部画像。
緊急対応の判断基準
【1】呼吸不全を呈する症例では,人工呼吸管理,集中治療の可能性も考慮し,可能な施設への搬送を検討する。
【2】気胸をしばしば合併するため,呼吸状態が悪化する場合や胸痛が出現した場合は,胸部画像で有無を確認し,胸腔ドレナージなどの対応を行う。
症候の診かた
【1】乾性咳嗽,発熱,呼吸困難が3徴であるが,すべてがみられないこともある。
【2】胸部画像に比して,聴診所見が乏しいことが特徴である。
【3】AIDS症例では進行は緩徐であるが,非AIDS症例では急速な進行がみられることが多い。
検査所見とその読みかた
【1】胸部単純X線写真:両側の,肺門より拡がるび
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