頻度
ときどきみる
診断のポイント
【1】血液悪性疾患などの免疫低下宿主に発症する侵襲性肺真菌症,慢性呼吸器疾患患者に発症する慢性肺真菌症に大別される。
【2】菌種や基礎疾患によっても診断方法が大きく異なる。
【3】血清診断は信頼性が十分ではないものが多い。ただしクリプトコックス症における抗原や慢性肺アスペルギルス症における抗体(本項執筆時点で保険未収載)の意義は大きい。
【4】疾患・病型によってはある程度の特徴的な画像所見を呈することがある。ただし,一般的には非特異的なことが多く画像所見から安易に判断しない。
【5】クリプトコックス症や,いわゆる輸入真菌症(風土病型真菌症)では明らかな基礎疾患がない例がしばしばみられる。
症候の診かた
【1】発熱,咳嗽,喀痰,胸痛など非特異的な症状が多い。無症状のこともある。血管侵襲性の強い真菌では気道出血(血痰,喀血)もみられる。
【2】肺以外に他の臓器(髄膜,皮膚,肝,