頻度
ときどきみる
GL
咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019(2024年改訂予定)
診断のポイント
【1】頻度は年齢とともに増加し,女性優位である。
【2】高分解能胸部CTで,気管支拡張像とその分布や程度を確認する。
【3】病因の検索や併存疾患の評価を行う。
【4】喀痰の微生物培養検査を定期的に繰り返し行う。
緊急対応の判断基準
【1】喀血を呈する症例は,気管支動脈塞栓術や外科的切除を検討できる高次医療機関へ紹介する。
【2】感染などを契機に普段の状況より症状が増悪することがある。喀痰の微生物培養検査などで原因微生物の同定を試みつつ,抗菌薬治療を行う。
症候の診かた
【1】通常,慢性の咳嗽と喀痰を認める。
❶咳嗽はほぼ全例で認め,乾性咳嗽から多量の膿性喀痰を伴う湿性咳嗽までさまざまである。胸痛や息切れを認めることもある。
❷喀血を認める例は多くはないが,間欠的な発熱や盗汗,体重減少,疲労といった全身的症状を認める例は