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慢性閉塞性肺疾患(COPD)
Chronic Obstructive Pulmonary Disease
平井 豊博
(京都大学大学院教授・呼吸器内科学)

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COPD(慢性閉塞性肺疾患)診断と治療のためのガイドライン2022(第6版)

診断のポイント(表1)

【1】中高年者。

【2】長期の喫煙歴。

【3】労作時呼吸困難(息切れ)。

【4】慢性の喀痰,咳嗽。

【5】スパイロメトリーで閉塞性換気障害(1秒率70%未満)。

緊急対応の判断基準

【1】感冒などを契機とした増悪時では,息切れの増加,咳や痰の増加,喘鳴などを認め,特にSpO2低下や呼吸不全をきたした場合には,酸素療法とともに他疾患の鑑別も進める。

【2】COPDは慢性に進行する疾患であるため,自覚が乏しく普段気づかれずに増悪を契機に初診となる症例もあるので,注意が必要。

症候の診かた

【1】呼吸困難,息切れ:最も特徴的な症状であり,当初は階段や坂道を上るなどの労作時にのみ認め,進行すると平地の歩行でも同年代の人と同じように歩けなくなり,さらには安静時にも自覚するようになる。

【2】慢性の咳,喀痰

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