今日の診療
診断

喘息・COPDオーバーラップ(ACO)
Asthma and COPD Overlap(ACO)
長瀬 洋之
(帝京大学教授・呼吸器・アレルギー学)

頻度

よくみる(一般人口の2.0%,喘息の19~49%,COPDの25~45%)

GL

喘息とCOPDのオーバーラップ診断と治療の手引き(第2版)(2023)

診断のポイント

【1】慢性の気流閉塞を有し,喘息とCOPDの各々の特徴を有する場合にACOと診断される。

【2】慢性の気流閉塞:40歳以上で気管支拡張薬吸入後1秒率(FEV1/FVC)が70%未満。

【3】COPDと喘息の特徴:表1を参照。

症候の診かた

 ACOは喘息として診療されている場合と,COPDとして診療されている場合に大別される。

【1】喘息として診療されている場合

❶労作時呼吸困難:気流閉塞が固定している場合に認める。喫煙歴のある喘息患者で認める場合はACOを疑う。

【2】COPDとして診療されている場合:喘息の特徴として,症状の変動性,安静時にもみられる発作的症状を聞き取る。以下の症状はCOPDにおけるACOの診断に有意に寄与していた(A

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