診療支援
診断

特発性肺線維症(IPF)
Idiopathic Pulmonary Fibrosis
須田 隆文
(浜松医科大学・理事・副学長)

頻度

ときどきみる

GL

・特発性間質性肺炎 診断と治療の手引き2022(改訂第4版)

・特発性肺線維症の治療ガイドライン2023(改訂第2版)

診断のポイント

【1】60歳以上,男性,喫煙者。

【2】乾性咳嗽,労作時呼吸困難(慢性経過)。

【3】肺底部の捻髪音(fine crackles),ばち指。

【4】画像上(高分解能CT,HRCT)の通常型間質性肺炎(UIP:usual interstitial pneumonia)パターン:胸膜下,下肺優位の網状影,牽引性気管支拡張,蜂巣肺(図1)。

【5】組織上(外科的肺生検)のUIPパターン(図2):小葉辺縁優位の線維化病変,線維芽細胞巣(fibroblastic focus),蜂巣肺。

【6】IPF以外の特発性間質性肺炎(IIPs:idiopathic interstitial pneumonias)や,膠原病性間質性肺炎,その他の原因の明らかな間質性肺炎の

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