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特発性間質性肺炎 診断と治療の手引き2022(改訂第4版)
診断のポイント
【1】慢性~亜急性に進行する咳嗽,労作時呼吸困難。
【2】ほかの特発性間質性肺炎(IIPs:idiopathic interstitial pneumonias),膠原病肺,過敏性肺炎など,鑑別診断にあがる疾患の除外。
【3】組織学的に比較的均一でびまん性分布を特徴とするNSIPパターンの確認。
症候の診かた
【1】臨床的特徴は,慢性~亜急性に進行する咳嗽,労作時呼吸困難である。
【2】全身症状はまれで,微熱や倦怠感を認めることがある。
【3】関節痛,Raynaud現象,皮疹,筋肉痛などの膠原病関連の症状を呈することも少なくない。
検査所見とその読みかた
【1】身体所見:多くの症例でfine cracklesを聴取する。膠原病の症状を確認するために,入念な身体診察が望ましい。判断に迷う場合は,膠原病内科へのコンサル
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