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新生児先天性横隔膜ヘルニア(CDH)診療ガイドライン第2版(2021)
横隔膜ヘルニアは先天性と後天性(外傷性と非外傷性)に分けられる。
【1】先天性横隔膜ヘルニア
❶胸腹膜裂孔ヘルニア(Bochdalek孔ヘルニア)は横隔膜背側外側に欠損孔があり,先天性横隔膜ヘルニアの95%を占める。発生頻度は出生2,000~5,000人に1人。染色体異常や心大血管奇形の合併が多く,肺の圧迫によって肺低形成,肺高血圧(新生児遷延性肺高血圧症)が生じる。乳児期以降の発見例では肺低形成は軽度である。
❷胸骨後ヘルニアは胸骨後部がヘルニア門となり,先天性横隔膜ヘルニアの1~6%を占める。右側のMorgagni孔ヘルニアが左側のLarrey孔ヘルニアより圧倒的に多い。中高年以降に発症する後天性の場合がある。
【2】外傷性横隔膜ヘルニア
❶転倒,交通外傷など突然の腹圧の上昇で横隔膜が損傷して発生する。鈍的外