頻度
よくみる
診断のポイント
【1】10歳台後半~20歳台の細身,長身,扁平胸郭の男性が突然の胸痛と呼吸困難で発症した場合は,気腫性肺囊胞の破裂による原発性自然気胸(自然気胸の80%を占める)を疑う。
【2】高齢者で肺気腫,進行した間質性肺炎患者(特に上葉優位肺線維症など),肺悪性腫瘍,感染症(特に抗酸菌や真菌)の基礎疾患を有する患者が,胸痛,呼吸困難で発症した場合は続発性自然気胸を疑う。
【3】再発率の高い疾患なので,過去の同様な症状や医療機関の受診があるか問診する。外傷について病歴も確認する。
【4】女性気胸は基礎疾患がある場合が多く,月経との関係(月経随伴性気胸として異所性子宮内膜症)の問診,胸部CTで多発性囊胞所見などからリンパ脈管筋腫症,Birt-Hogg-Dubé症候群を鑑別すべきである。
緊急対応の判断基準
まず胸部単純X線写真で,緊張性気胸,胸水を伴う気胸(血気胸の可能性)など,緊急性