頻度
ときどきみる
【1】IgA腎症:日本において最も多い慢性糸球体腎炎であり,有病率3.9~4.5人/10万人,全国で腎生検にて確定診断された有病患者数は33,000人とされる。
【2】紫斑病性腎炎(IgA血管炎):IgA血管炎は年間10~20人/10万人の発症とされ,そのうち腎炎を伴う症例は全体の20~60%とされる。
GL
エビデンスに基づくIgA腎症診療ガイドライン2020
診断のポイント
【1】IgA腎症
❶無症状であるため,学校健診や職場健診にて血尿あるいは蛋白尿の尿所見が契機となり発見されることが多い。
❷扁桃炎などの上気道感染症後,あるいはワクチン接種後に肉眼的血尿を呈し発見されることがある。
❸まれに家族性に発症することがある。
【2】紫斑病性腎炎(IgA血管炎)
❶紫斑,関節痛,腹痛などの全身症状発現後,尿所見異常として発現することが多いため発見されやすい。
❷IgA腎症と同様に,感染・炎症が増