今日の診療
診断

急性腎障害
Acute Kidney Injury(AKI)
寺田 典生
(高知大学教授・内分泌代謝・腎臓内科)

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AKI(急性腎障害)診療ガイドライン2016

診断のポイント

【1】急性腎障害(AKI)は急性(数時間~数日の単位)の腎機能低下あるいは尿量の減少により診断する。

【2】2012年にKidney Disease: Improving Global Outcome(KDIGO)がガイドラインを作成し,このKDIGO分類が現在AKIの診断基準として広く用いられている。2016年のわが国のガイドラインもこれに準じており,AKIの定義を,下記❶~❸いずれかを満たした場合と定めている(表1)。

❶血清Cr値が(7日以内の)前値から1.5倍以上に上昇。

❷血清Cr値が48時間以内に0.3mg/dL以上の上昇。

❸尿量が6時間にわたって0.5mL/kg/時 未満。

【3】AKIの発症頻度が高いハイリスク因子として,高齢者,慢性腎臓病,心疾患,糖尿病,重症感染症があげられる。また救急診療あるいは集

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