頻度
ときどきみる
【1】正確な頻度は不明であるが高齢者に多い。
【2】大部分がビタミンB12欠乏によるもので,葉酸欠乏によるものは約2%(表1図)。ビタミンB12欠乏は悪性貧血と胃切除後の内因子欠乏による頻度が高く,葉酸欠乏はほとんどが摂取不足による。
診断のポイント
【1】平均赤血球容量(MCV)>100fLの大球性貧血。
【2】白血球,血小板が減少することも多く,汎血球減少をきたすこともある。
【3】末梢血塗抹標本で過分葉好中球がみられる
【4】LDHと間接ビリルビン高値。
【5】血清ビタミンB12または葉酸が低値。
症候の診かた
【1】貧血症状:他の貧血と同様の貧血による症状を認める。進行が緩徐のため貧血が進行するまで症状をきたしにくく,初診時に高度の貧血を認めることもある。
【2】皮膚症状:貧血による皮膚の蒼白と軽度の黄染を認め,レモン色状の皮膚になることもある。悪性貧血では年齢不相応の白髪を認めること
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