今日の診療
診断

血栓性血小板減少性紫斑病
Thrombotic Thrombocytopenic Purpura(TTP)
松本 雅則
(奈良県立医科大学教授・血液内科)

頻度

あまりみない

GL

血栓性血小板減少性紫斑病診療ガイド2023

診断のポイント

【1】原因不明の血小板減少と溶血性貧血で疑う。

【2】ADAMTS13活性著減で確定診断。

【3】抗ADAMTS13自己抗体(インヒビター)があれば後天性TTP。

【4】ADAMTS13遺伝的異常によるものは先天性TTP。

緊急対応の判断基準

 後天性TTPが疑われる場合は,血漿交換療法が至急必要であるので,その設備が整った医療機関に移送する。

症候の診かた

【1】血小板減少:3万/μL未満。

【2】溶血性貧血:直接Coombs試験陰性。

【3】腎機能障害:血清クレアチニン2mg/mL未満。

【4】精神神経症状:必発ではなく,動揺することがある。

【5】心筋虚血による突然死に注意。

検査所見とその読みかた

【1】スクリーニング検査:血小板減少(通常3万/μL未満)と溶血性貧血(間接ビリルビン上昇,LDH上昇,ハプトグロビン低下)を認める。

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