今日の診療
診断

急性骨髄性白血病
Acute Myeloid Leukemia(AML)
山口 博樹
(日本医科大学大学院教授・血液内科学)

頻度

あまりみない(10万人に2~3人で,発症率は年齢が高くなるにつれて増加する)

GL

・造血器腫瘍診療ガイドライン 2023年版(第3版)

・造血細胞移植ガイドライン 急性骨髄性白血病(第3版)(2019)

診断のポイント

【1】末梢血や骨髄に骨髄系芽球が増加する。

【2】正常造血が抑制されることによる感染症,貧血や出血合併症を認めることがある。

【3】症例によっては皮膚,歯肉,リンパ節,肝臓,脾臓,中枢神経に浸潤を認めることがある。

【4】骨髄系芽球の芽球数,芽球形態や細胞化学,細胞表面抗原,染色体異常,遺伝子変異で診断する。

緊急対応の判断基準

【1】急性骨髄性白血病(AML)は急性疾患でありかつ悪性腫瘍でもあるため,専門医による迅速な診断が必須である。AMLが疑われる症例はできるだけすみやかに血液専門医のいる施設に紹介する。

【2】貧血症状がありHb 7g/dL以下の場合は赤血球輸血を,血小板数1万~2

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