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GL
・甲状腺疾患診断ガイドライン2021(2022年6月2日改定)
・バセドウ病治療ガイドライン2019
診断のポイント
【1】甲状腺でのホルモン産生亢進により血中の甲状腺ホルモンが過剰となる甲状腺中毒症の状態である。甲状腺刺激ホルモン(TSH)産生下垂体腫瘍やPlummer病などの自律性機能性甲状腺結節(AFTN)などが原因となることもあるが,ほとんどの場合,自己免疫疾患であるBasedow病である。
【2】頻脈,体重減少,手指振戦,発汗増加および下痢などの甲状腺中毒症症状。
【3】遊離サイロキシン(FT4),遊離トリヨードサイロニン(FT3)の高値,甲状腺刺激ホルモン(TSH)低値。
【4】抗TSH受容体抗体(TRAb)陽性。
【5】20~30歳台の若い女性に多く,男女比は1:3~5程度。
緊急対応の判断基準
不穏,せん妄などの中枢神経症状,38℃以上の発熱,130回/分以上の頻脈,心不全