頻度
ときどきみる(2020年度の特定医療費受給者証保持数は18,653人である)
GL
間脳下垂体機能障害と先天性腎性尿崩症および関連疾患の診療ガイドライン 2023年版
診断のポイント
【1】全身倦怠感,食欲不振,血圧低下,微熱など非特異的な症状で受診することが多い。
【2】検査データとして低血糖,低ナトリウム血症,末梢血好酸球増多を認めた場合には副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌低下症を疑う。
【3】易疲労感,スタミナ低下,集中力低下,気力低下,うつ状態,性欲低下,無月経,勃起障害のような症状を呈することがある〔ゴナドトロピン分泌低下症,成人成長ホルモン(GH)分泌不全症〕。
【4】免疫チェックポイント阻害薬による免疫関連有害事象(irAE:immune-related adverse event)により下垂体機能低下症を呈することがあり,注意が必要である。
緊急対応の判断基準
原因不明のショック,
関連リンク
- 今日の治療指針2025年版/下垂体前葉機能低下症
- 臨床検査データブック 2025-2026/成長ホルモン〔GH〕 血中成長ホルモン〔血中GH〕 [小][保] 105点(包)
- 臨床検査データブック 2025-2026/成長ホルモン〔GH〕 インスリン負荷(低血糖)試験 [保] 1,200点(包)
- 臨床検査データブック 2025-2026/成長ホルモン〔GH〕 レボドパ負荷試験 [保] 1,200点(包)
- 臨床検査データブック 2025-2026/成長ホルモン〔GH〕 GHRH負荷試験(成長ホルモン放出ホルモン負荷試験) [保] 1,200点(包)
- 臨床検査データブック 2025-2026/甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン負荷試験〔TRH負荷試験〕 [保] 1,200点(包)
- 臨床検査データブック 2025-2026/黄体形成ホルモン〔LH〕 [小][保] 105点(包)
- 臨床検査データブック 2025-2026/LHRH負荷試験(黄体形成ホルモン放出ホルモン負荷試験) [保] 1,600点(包)
- 今日の小児治療指針 第17版/下垂体機能低下症