頻度
あまりみない
GL
間脳下垂体機能障害と先天性腎性尿崩症および関連疾患の診療ガイドライン2023年版
診断のポイント
【1】25~45歳。
【2】女性(男性の3~8倍)。
【3】Cushing症候群に特徴的臨床徴候。
【4】急激な体重増加。
【5】若年性に認める高血圧症,糖尿病,骨粗鬆症。
緊急対応の判断基準
【1】コルチゾール抑制療法開始後4~5日でニューモシスチス肺炎を発症することがあり,発症時には高度専門医療機関での管理が必要。
【2】肺梗塞を起こすことがあり,呼吸苦や低酸素血症を認めた場合には血栓溶解療法やカテーテル治療の適否を判断し,専門医に素早く紹介する。
【3】脳心血管イベントを起こすことがあるため,迅速な診断と専門医への紹介などの対応が必要。
【4】うつ病,精神障害を合併することがあり,精神科との併診が望ましい場合もある。
症候の診かた
【1】満月様顔貌,顔面紅潮:頬部に両側対称性に,若年者では腫脹
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