今日の診療
診断

褐色細胞腫・パラガングリオーマ
Pheochromocytoma and Paraganglioma(PPGL)
方波見 卓行
(聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院教授・代謝・内分泌内科)

頻度

あまりみない

GL

褐色細胞腫・パラガングリオーマ診療ガイドライン2018

診断のポイント

【1】カテコールアミン過剰症候(発作性頭痛・高血圧,動悸など)の存在。

【2】特定の薬剤によるカテコールアミン過剰症候,高血圧クリーゼの誘発。

【3】褐色細胞腫・パラガングリオーマ(PPGL)の家族歴。

【4】副腎偶発種の存在。

【5】良悪性の判定が病理学的に困難で,全例を潜在性の悪性腫瘍として取り扱う。

緊急対応の判定基準

 高血圧クリーゼや腸閉塞併発を疑う場合は,専門医のいる高度医療機関へ搬送する。

症候の診かた

【1】カテコールアミン過剰症候:交感神経α受容体刺激症状が主体となる。頭痛,高血圧,起立性低血圧,動悸,発汗過多,振戦,悪心,体重減少の有無を詳細に検討する。

【2】発作性の発症:典型例ではカテコールアミン過剰症候が突然,発症・増悪する。

【3】症候群性のPPGLでは甲状腺髄様癌(結節性甲状腺腫大)などの他疾

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