今日の診療
診断

成人発症Still病
Adult-Onset Still's Disease
沢田 哲治
(東京医科大学主任教授・リウマチ・膠原病内科学分野)

頻度

あまりみない

GL

成人スチル病診療ガイドライン 2017年版[2023年Update]

診断のポイント

【1】39℃以上で1週間以上持続する弛張熱(1日1~2回のスパイク状に発熱したのち平熱に戻る)。

【2】2週間以上持続する関節痛・関節炎。

【3】発熱時に一過性に出現するサーモンピンク色の皮疹。

【4】リンパ節腫脹。

【5】血清フェリチン値の著増。

【6】過半数は35歳以下で発症し,やや女性に多い。高齢発症は女性に多い。

緊急対応の判断基準

 血球貪食症候群(hemophagocytic syndrome)を併発した場合は,早急に治療を開始する必要がある。

症候の診かた

【1】発熱

❶典型的には39℃を超える一峰性あるいは二峰性の発熱を毎日繰り返す。一峰性の場合,夕方から夜間にかけての発熱が多い。

❷発熱の日内変動は大きく,数時間で解熱して間欠期には平熱に戻る(約8割)。

❸1週間以上続く発熱にもかかわらず消耗感

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