頻度
1999年の1例以後,国内での発生なし
診断のポイント
【1】咽頭痛。
【2】嗄声・犬吠様咳嗽。
【3】チアノーゼ。
【4】ジフテリア流行地への旅行,あるいは感染者との接触歴(潜伏期間2~5日間)。
【5】ジフテリアワクチン未接種または未完了。
緊急対応の判断基準
【1】喉頭および気管支に感染が拡大すると,嗄声,犬吠様咳嗽や吸気性呼吸困難を呈し,呼吸不全に陥る。緊急の気管切開や気管挿管などの気道確保が必要となる。
【2】心筋炎を合併した場合には,心不全,不整脈の治療を行い,心臓専門医に紹介する。
症候の診かた
【1】咽頭・扁桃偽膜:扁桃から咽頭部に拡大する偽膜(厚く灰白色の滲出物)がみられる。倦怠感と咽頭痛を伴う。
【2】頸部リンパ節腫脹:著しく腫脹すると牛頸(bull neck)様となる。
【3】嗄声・犬吠様咳嗽:喉頭および気管支に進展した場合に認める。吸気性呼吸困難から急速に呼吸不全に進展する。
検査所見とそ
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