頻度
あまりみない(2019年および2020年の報告数は,それぞれ2,316例と2,059例。人口10万人あたりの年間報告数は,それぞれ1.84人と1.64人。感染者数は,夏から秋にかけての気温が高い時期が多く,冬季は少ない。男性および65歳以上の罹患者が多い)
GL
成人肺炎診療ガイドライン2024
診断のポイント
以下の病歴の1つ以上に該当するような肺炎で本症を疑う。
【1】重篤感のある進行の速い肺炎(ただし,肺炎球菌や肺炎桿菌が原因菌でも同様なので注意を要する)。
【2】病歴で特に発症2~10日以内に自宅以外での入浴歴がある(銭湯,温泉,宿泊施設,病院,スポーツジム,ゴルフ場など)または,気温上昇時期の人工水系環境(噴水などの修景水,屋外に設置されている渦流浴設備,管理不十分なクーリングタワーなど)への接触歴がある。
【3】免疫抑制薬による治療中あるいは細胞性免疫能が低下するような疾患の罹患者(本
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