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診断

メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)感染症
Methicillin-Resistant Staphylococcus aureus (MRSA) Infection
松本 哲哉
(国際医療福祉大学主任教授・感染症学)

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MRSA感染症の診療ガイドライン2024

診断のポイント

【1】呼吸器感染症(肺炎)

❶臨床的に肺炎と診断された場合,市中肺炎,医療・介護関連肺炎,院内肺炎の判別を明らかにすることで,MRSAの感染リスクが推定できる。

❷市中肺炎におけるMRSAの分離率は低いが,それ以外の肺炎ではMRSAが主要な分離菌となっている。

❸通常は肺炎患者からMRSAが分離されれば,肺炎の原因菌であると推定される。ただし,MRSAは上気道に定着することもあるため,気道分泌物からMRSAが分離されるだけでは定着していた菌を検出したのみで,肺炎の原因菌の確定診断には至らない場合も多い。

❹そのため,喀痰だけでなく血液培養からもMRSAが分離されれば,肺炎の原因菌の可能性が高いと判断される。

❺さらに,気管支鏡を用いて上気道の汚染を防ぐ方法で採取された検体から一定量以上の菌数が分離された場合も,肺炎の原因菌と判定さ

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